第9回&第12回 WGごとの活動

対話セッションを受けて、各WGはより具体的に活動を始めています。残り3回分でコンテンツを完成させますが、今後どうなっていくか楽しみです。今日は、特別支援学校の生徒と連携して制作するVRコンテンツのグループを紹介します。

若林さん、誠、アヨン、こうじ、れんのグループは特別支援学校の生徒と連携したVRコンテンツを制作しています。最初は、特別支援学校の生徒の世界を広げるためのVRコンテンツを作ろうということで計画をしていましたが、特別な支援を必要とする生徒の視点からの世界をみたいということで、生徒にVRコンテンツを作ってもらうという方向転換もありました。しかし、ひとつずつ実施可能性を検討していくと、特別支援学校の生徒にVRコンテンツを作ってもらうというのは、(1)未成年の生徒の肖像権の問題、(2)個人情報の問題(学校の内部を360度カメラという「隠せない」メディアで公開できない)、(3)生徒の技術的な問題などが明確となり、生徒たちにコンテンツを作ってもらうことは難しいということになりました。そこで、もう一度企画を一から練り直すことに。

VRコンテンツが特別支援学校の生徒にどう使ってもらいたいのか、特別支援学校の生徒とどうしたいのか、をはっきりとするべきだということで話し合いがありました。そこで出てきた意見は、「支援学校の生徒に”支援”するのではなく、一緒に何か教えあったり、助け合ったりできるように使いたい」ということになりました。

うん!いい発想!

そこで、VRをつかって特別支援学校の生徒が「ギブできるような環境をこのVRを使ってどう実現するのか」ということで議論がはじまりました。問いは「彼ら(特別な支援を必要とする彼らだからこそ)だからこそギブできることは何か?」でした。

そこで、思い浮かんだのが「ダイバーシティ宣言」です。ダイバーシティ宣言により、国際日本学部は多様な生徒の受け入れをしていくことになります。しかし、私たちの目線からキャンパスを見た時、たとえば、車椅子の学生にとっては不便が多そうです。実際、誠によると、車椅子の学生が困っている様子を何度か目にしていて、キャンパスも、駅から大学までの道にも改善できるところがいくつかあるようです。

そういった「気づき」を得るために、特別支援学校の生徒たちの経験をわけてもらいたい!VRで教えてもらおう!という企画になりました。確かに、彼らだからこそギブできる活動ですし、その知見はダイバーシティを考慮したキャンパスづくりにも役立ちそうです!私たちが日常的に何に気をつけてその環境を生み出していくかにももちろん役だちます。

コンセプトと大まかな目的が決まったのであとはそれをどうするかの具体的なプランニングです。まずは、特別支援学校の生徒たちが「明治大学の学生にギブしたいな!助けたいな!」と思える関係性が重要。その関係性をまず作る!それから、彼らが「助けたいな!」って思った時にすぐにギブできる環境を作っておく。その環境は事前につくるというより、彼らの動きにあわせて即興的に作り変えていく必要があります。

このように何が必要か、何が想定されるかを話し合っているうちに、タイムオーバー(授業終了)。

こういった議論は本当に価値があると思うし、こういう議論の中に学生ひとりひとりが頭ひとつ分の背伸びができるポテンシャルがあるんだろうと思います。これからが楽しみ!